対談インタビュー ゲスト:商品取り扱い店舗「エシカルな暮らし」エシカルな暮らしディテクター大野陽菜さん
皆さん、こんにちは!CACTUS TOKYOスタッフです。2023年になりもうすぐひと月経とうとしていますが、2023年のひとつの取り組みとして、不定期ではありますがブランドブログを更新します。対談インタビューではCACTUS TOKYOと深い関わりのある方をお呼びし、代表熊谷とあれこれお話します。
今回は常設店舗にてCACTUS TOKYO商品を取り扱っていただいている「エシカルな暮らし」よりエシカルな暮らしディテクター大野陽菜さんにインタビューを実施いたしました。実際にお客様に接客している中でCACTUS TOKYO商品へ感じることやお客様エピソードを伺いました。
- CACTUS TOKYO商品取り扱い店「エシカルな暮らし」
- 「エシカルな暮らし」でのCACTUS TOKYO
- 「エシカルな暮らし」とCACTUS TOKYOのこれから
CACTUS TOKYO商品取り扱い店「エシカルな暮らし」
―先ず始めに「エシカルな暮らし」について教えていただけませんか?
大野さん はい、2021年2月より、Instagramにて社会課題解決をわかりやすく解説した記事の投稿と、社会課題解決に繋がるエシカルアイテムの商品紹介投稿を毎日投稿しています。その後、2021年7月にはセレクトしたエシカルアイテムを販売するオンラインストアをリリースし、2022年9月より有楽町マルイの常設店舗での販売も行っています。
ー社会課題解決というと具体的にはどの様なことでしょうか?
大野さん 「エシカルな暮らし」に関していえば、同じものを買うとしても地球や、人、動物に優しい商品を取り扱っていますので、消費行動が社会課題と直結していると感じやすいところです。通常であれば廃棄されるものをアップサイクルした商品やヴィーガン対応商品など多種多様です。累計で約120ブランド程扱ってきました。
―「エシカルな暮らし」の特徴はどの様な所にありますか?
大野さん オンライン・オフライン共にタッチポイントを兼ね備えたエシカルストアであることだと思います。お客様視点でいうと、ここに来れば『新しいエシカルブランドを知れる』『実際に触ることができる』『お店をハシゴしなくても購入できる』のでオンラインストア・店舗共にユーザー体験を高める様に工夫しています。一度商品を見ればオンラインストアでの購入でも良いというお客様もいます。エシカル商品を継続的に買うことが社会貢献に繋がるという面もあるので、お客様にとって購入のハードルを下げられるように発信やディスプレイを意識しています。
熊谷 CACTUS TOKYOとしても商品に触れる場が常にあると言うのはありがたいです。サボテンレザーという素材が浸透してないからこそ是非少しでも気になった方は有楽町マルイへと言い易くなりました。それとやっぱりエシカルなライフスタイルってハードルが高く見えてしまう。でも実際に触れて身近に感じる商品もあれば、CACTUS TOKYOのこだわっている品質に安心感を持ってくださったり、お金を出すだけの理由を作ってくださるっていうのは「エシカルな暮らし」の強みかなと感じています。
大野さん ありがとうございます。「エシカルな暮らし」では、人気なエシカルアイテムを取り揃えているだけでなく、まだ日の目を浴びていない国内のエシカルブランドを応援したいという想いもあり、ブランド様との伴走型でオンライン・店舗共に運営しております。ブランド様からまるでブランド様の店舗かのようにご活用いただけることは、弊社としてもとてもありがたいです。
「エシカルな暮らし」でのCACTUS TOKYO
ー「エシカルな暮らし」さんにCACTUS TOKYOを最初の取り扱いからちょうど1年となりましたね。
熊谷 そうでしたね。「エシカルな暮らし」さんの最初のポップアップ、渋谷MIYASHITA PARKでの『NEO~消費が変わる、未来が変わる~』にご縁あって出店させて頂いてから、ずっとお声をかけて貰っています。
ー「エシカルな暮らし」でCACTUS TOKYOを手に取ってくださるお客様はどの様な方が多いでしょうか?
大野さん 身軽でスマートな女性が多いような気がします。他ブランドと比べても、おしゃれで尖ってるという感じより落ち着いた雰囲気の方かもしれません。30歳、40歳くらい。商品を長く使いたいというお客様が多いです。それはCACTUS TOKYOさんの製品の品質が最高レベルだからだと思います。生地もデザインも、本当に細かいところですが、縫製が美しくて。商品を見た瞬間にわかるというか、そんなオーラがあります。元々「エシカル」という文脈に特別に興味関心があるわけではない通りすがりの方にとっても目に留まる商品です。
ーサボテンレザーについてはどんな反応が多いですか?
大野さん エシカルに関心が無い方でもレザーの触り心地に驚く方が多数です。その後「これサボテンでできているんですよ。」と説明しています。もちろんレザーの環境負荷についても。通りすがりの方からすると考えられないというか、信じられないという反応があります。植物性レザーが本当にまだ浸透してないんだなと感じます。
ーCACTUS TOKYOのお財布を買ってくださったお客様で素敵なエピソードがあるんだとか。
大野さん はい、ご夫婦でプレゼント購入してくださったお客様です。娘さんの結婚祝いとしてロングウォレットをペアで買ってくださりました。商品自体も気に入ってくださり、結婚という未来に向けた節目で「次の世代に送るギフト」として環境に優しいお財布を選んでくださった素敵なお客様でした。そのお客様も通りすがりの方でしたが、「特別なときに素敵なコンセプトのプレゼントを選べてよかったです。」と言ってくださりました。カラーはブラックとグリーン。メンズ・レディース共に使用出来るデザインとカラーである事もCACTUS TOKYOの良さと実感しました。
熊谷 お財布はギフト需要や、心機一転みたいなタイミングでの購入が多いですよね。そんなタイミングでお客様を後押ししてくれる「エシカルな暮らし」のスタッフさんの接客は素晴らしいですね。僕たちもこのエピソードは嬉しかったです。
「エシカルな暮らし」とCACTUS TOKYOのこれから
ーCACTUS TOKYOと長くお付き合いしていただいてる「エシカルな暮らし」からみてCACTUS TOKYOに期待することはありますか?
大野さん 店舗で接客をしていると、レザーの素材がエシカルだからというだけでなく、買うタイミングやお客様が求めてた形の商品さえあればご購入いただけるお客様も多い気がします。もちろんレザーのエシカルポイントも知っていただきたいのですが、一ファッションブランドとしてエシカルな輪から出て一般の消費者層に広がってほしいです。
熊谷 ありがとうございます。僕たちも同じように感じていて、商品デザインや売り方を2023年は工夫して行く予定です。
ー逆にCACTUS TOKYO視点から「エシカルな暮らし」さんと一緒にやりたい事はありますか?
熊谷 「エシカルな暮らし」さんはブランド数が多いじゃないですか。活動していて感じるのはエシカルなライフスタイルを訴求する時、一つのブランドだけが頑張るのには限界があるということです。「エシカルな暮らし」さんがリーダーシップを持って大きなアクションをして頂ければ各ブランドも同じベクトルで動くと思います。そんなイベントの様な事もしたいですね。その動きを見てまた実店舗に行こうというお客様がいるといい循環ですね。
大野さん それはとても良いですね。エシカルブランド知名度は低かったり、やれる範囲が小さいと言う事もあるので、知らないブランド同士でも「エシカルな暮らしに出店がある」という共通点から、ファッションブランドだとかジャンルに留まらずコラボが起きたらいいなと思います。
ーインタビューご協力ありがとうございました。2023年もよろしくお願いします。
大野さん こちらこそよろしくお願いします。
(インタビュー協力:株式会社Gab様)
―エシカルな暮らしLAB(「エシカルな暮らし」実店舗)のご案内―
『エシカルな暮らしLAB 〜みんなで「つくる」お店〜』
場所:〒100-0006 東京都千代田有楽町2-7-1 有楽町マルイ7F
営業時間:11:00〜20:00
アクセス:JR/東京メトロ 「有楽町駅」より徒歩1分